2018年05月26日

水乃博士の「水と緑の話」 博士が半導体工場に帰ってきた

水乃博士が半導体工場の現場に帰ってきた

水乃博士が久しぶりに半導体工場の現場;超純水製造装置の立ち上げに戻りました。場所は中国CQ、パワーチップの製造工場です。
さて、博士の無謀な挑戦がついに現場にまでたどり着いたわけですが、中国も奥地、通信状態が悪く、Facebook, Google, Insta.,Yahoo は全くつながらない。Aol, MSもつながったり切れたり、比較的使えるのは、163.網易と、百度というローカルネットのみ。
不思議なことにスマホのほうがよくつながる? まあ、作業環境が20年前になったと思えばそれでいい。

中国では、自国内の半導体を自給するために2025年目標に大規模半導体工場を続々と立ちあげている。しかし、そんな工場を動かすような技術が中国に存在しておらず、米国、台湾、韓国、日本に依存しているのが実態。重要な技術ノウハウをわからないままに前に進めようとするために装置の設計や試運転、製造試験がままならず、すべて製造計画の予定に遅れている状況が続いています。
すでに半導体産業には40年ほどの歴史があり、その間の技術進歩はあまりに大きく、数年間の経験でできるものではない。そこで、経験のある技術者が海外から呼ばれてこうした工場の立ち上げにかかわることになるのだが、そう簡単には進まない。

今回の現場を見ても、製造工程にはすでに真新しい機械類が早期に収まっているにもかかわらず、純水や排水、蒸気・ガス・薬品供給などのユーティリティ、クリーンルーム空調、システムの全体調整機能、プロジェクト監理など、ソフト面の経験が無ければ進まないところで、スケジュールが数か月単位で遅れている。

機械、装置などはほかの工場の図面があればなんとかなるし、買ってくることは簡単だ。しかし、運用方法にはノウハウがありすぐにマネできるものではないし、そこを安価に早く仕上げようとか、他の海外メーカーの工程同様に従ってできると思うほうが間違っている。

博士もこうした中で、超純水装置の立ち上げにSV;スーパーバイザーとしてかかわることになったが、基本設計も工事の手順も間違ったシステムを前にして、1か月もの遅れを何とかしようというのも無理な相談だ。おそらく、この装置は何処かの工場のコピーを簡単にする形で設計されたのだろう。しかし、かなりの改造をこれからしないとまともな動き方はしないとわかった。

超純水装置の試運転をするというが、そこにもノウハウがあり、現状ここにいる技術者がしっかりハンドリングできるとは思えない。さて、どのようにするか・・・博士にアイデアはいくらでもあるが、まだここの技術者達に理解ができるとは思えないところが悲しい。
ここでの博士の想いは、とにかく良質な純水を早期に製造工程に送るということだけなのだが。

半導体工場でヒットする商品類:





posted by 水乃博士 at 16:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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