2009年10月19日

水乃博士の「水と緑の話」超純水は不健康

水乃博士が超純水装置の開発に関わっていた頃、いったい超純水が普通の水とどうちがうのかを知った。いくつかの経験談を紹介する。
超純水は、H2Oそのものであり、”アサヒのH2O”とは全くちがう。
* 超純水を飲んではいけない!
超純水を口に含むと、ピリピリして口内が乾くような気がする。無味無臭の溶剤だと感じた。何も含んでいないので、塩類や有機物などをみな吸収してしまうのだ。試すことは止めておいたが、おそらくコップ1杯の超純水を飲めば、腹を下すことになるだろう。
* 超純水のドリップコーヒーはすごい!
市販のモカの粉に対し、80℃にした超純水でドリップ抽出したところ、コーヒーの豆をなめているようなテイストがした。これまで味わったコーヒーとは異質の感じだ。旨みも、エグミも、苦みもみな出し切ってしまう。本当に良い豆ならば、きっと最高なのだろう。
* 超純水でお肌がカサカサ!
装置試験をしていて毎日超純水が手に触れる。1週間もすると手はカサカサになり、その後うす皮がむけるほどになる。クリームをつけたいが、サンプリングに影響するためつけず、手術用手袋を超純水で洗ったものを手につけることにした。そして次には手が痒くなってきた。
* 超純水で水虫だらけ!
実験場では運動靴を履いていた。時折、足にも超純水を浴びることがあり、乾くから放っておくことがあった。いつしか、足の皮がむけて、水虫になったのだ。博士はそれまで水虫の経験がなく、えらく痒くて治療も大変だった。足を超純水で濡らしてはいけない。

 超純水は、溶剤試薬だと思って扱うべきなのだ。
 実に超純水は、人間にとって不健康な水だ。

「畳の上の水練」;理論や方法は良く知っているが、実際の役に立っていないこと。


水と緑の相談は
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http://www.geocities.jp/azconsultation2009/index.html
posted by 水乃博士 at 16:39| Comment(1) | 水と緑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
水乃博士さま、はじめまして。
「超純水は不健康」を興味深く読ませていただきました。
超純水は、本当に身体に悪いのですね。

私たち(複数名で記事を書いています)も、『自然の摂理から環境を考える』(http://blog.sizen-kankyo.net/blog/)というブログのシリーズで「水資源の危機」(http://blog.sizen-kankyo.net/blog/e/index.php)について追求してみましたが、水乃博士さまのご専門領域の「海水淡水化」についてもいくつか投稿しています。

不見識な部分について、ご教示いただければ幸いです。
また、立ち寄らせていただきます。
Posted by mamayo at 2010年01月04日 21:18
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