2015年10月10日

水乃博士の「水と緑の話」天津の爆発事故の化学

天津の爆発事故の化学

水乃博士は、この8月12日の事故に興味を持って多くの記事やニュースを見てきた。
また仕事で行く機会があることと、天津という街そのものに対して興味があった。中国の都市の中では5番目、上海、北京、広州、深セン、天津の順位らしい。ちなみに“長崎銘菓よりより”は、“天津銘菓の麻花児”が日本に伝わったものだということで、大きさ以外は食べたらほとんど同じようなものだった。
さて、天津のニュースは8月15日までで、こういう事故に対処するときのいつものように報道規制が敷かれている。“網易”という中国版のニュース速報を見ていたのだが、以降は何も事故のことが情報として出てきていない状況???これが中国という国の怖さなのだが、そんなことよりは爆発の化学について考えてみよう。

化学物質の危険性に関して以下にまとめてみた。
1) 爆発性について
 爆発性とは、火気、静電気、加熱、摩擦、衝撃などにより、化学反応が起こり、急激な圧力変化を起こすことをいう。可燃性物質と酸化性物質の組合せ、禁水性物質、混合禁止物などがある。具体的には、硝酸エステル、ニトロ化合物、アゾ化合物、有機過酸化物など。
:ニトログリセリン、ニトロベンゼン、ピクリン酸、過酸化ベンゾイル、アジ化ナトリウム
2) 引火性、可燃性について
 引火とは、火災、火花、高温物などの口火を物質に近づけると燃焼が開始することをいう。引火の起こる限界温度を引火点、高温にして自然発火する限界温度を発火点と呼ぶ。具体的には、溶剤類、アルコール、揮発性可燃物など。 :アセトン、イソプロパノール、エチレン、塩化ビニルモノマー、キシレン、酢酸エチル、酢酸エチル、スチレン、トルエン、二硫化炭素、ピリジン、ヘキサン、メタノール、メチルエチルケトン、
3) 自然発火性について
 自然発火性とは、空気中の酸素と反応して短時間で発火するか、自然に発熱した熱が蓄積されて発火する性質(自然発熱性ともいう)。 :アルキルアルミニウム、黄リン、シラン、
4) 禁水性について
 禁水性とは、水との接触、反応により、発熱、発火したり、可燃性ガスを発生する性質をいう。水との反応により有害物質を発生するようなものも禁水性と考えることもある。
: 塩化スルフォン酸、ナトリウム、リチウム、炭化カルシウムなど
5) 酸化性について
 酸化性とは、物質を酸化させる性質。燃焼反応にかかわる酸化は酸素またはハロゲンの付加を示すのが一般的。酸化性物質は自体で不燃性のものが多く、可燃性物質との混合系において爆発性混合物の形成、自ら分解し可燃性物質の燃焼を促進する。
: 過マンガン酸カリウム、六価クロム化合物、硝酸鉛、硝酸など
6) 有害危険性について
 有害危険性とは、その薬剤が生体に侵入することにより好ましくない影響を起こすこと、医学や薬学的には毒性という。3つに分類できる、@発現の時間的な経過による分類(急性毒性、慢性毒性)、A臓器に対する影響による分類(肝臓、腎臓、神経系、肺など)、B毒性の内容縫いよる分類(発がん性、変異原性、生殖毒性、催奇形性)
: 塩素、酸化エチレン、シアン化水素、二硫化炭素、フェノール、PCB など
7) 混合危険性について
 2種類以上の化学物質が混合することにより、発火、爆発を起こす、有毒ガスが発生するなど、単体が有する危険性よりも高くなる性質を示す。例えば、酸化性物質と可燃性物質との混合及び強酸との混合などがある。
8)  その他の危険性
 酸欠、酸・アルカリによる薬傷など
: フッ酸、フッ化アンモニウム、硝酸、硫酸、塩酸、リン酸、ギ酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウムなど

爆発、危険、薬品絵ヒットする商品とは?

posted by 水乃博士 at 22:08| Comment(0) | 技術、開発、水処理、放射性物質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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